今年の新米、いくらぐらいするの?
毎年秋になると話題になる「新米の価格」。
2025年は例年以上に「値上がりしている」との声もあり、実際に体感されている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、産直ECサイト「産直アウル」内での実際の価格データをもとに、新米の価格動向を読み解きます。
また、JAなどが発表する“概算金”という農産物の価格目安も参考にしながら、今年の価格感をつかんでいきましょう。

産直アウル内での新米価格(2025年)
2025年、産直アウルで販売されている新米は、前年と比較して大きく価格が上昇しています。
2025年 新米(精米・玄米)
種別 | 重量 | 価格(税込) |
---|---|---|
精米 | 5kg | 5,953円 |
精米 | 10kg | 11,111円 |
玄米 | 5kg | 6,165円 |
玄米 | 10kg | 11,352円 |
※産直アウル内の一部商品には送料が価格に含まれているため、他の小売価格と比べて高く見える場合があります。
参考:2024年との比較
種別 | 重量 | 価格(税込) | 増加額 | 増加率 |
---|---|---|---|---|
精米 | 5kg | 4,353円 | +1,599円 | +36.7% |
精米 | 10kg | 7,539円 | +3,571円 | +47.3% |
玄米 | 5kg | 4,383円 | +1,782円 | +40.7% |
玄米 | 10kg | 8,355円 | +2,997円 | +35.9% |
今年は全体的に約35〜45%の値上がりとなっています。
スーパーの新米価格はどうなる?
一方で、スーパーなどの店頭で並ぶ新米の価格はどうでしょうか?
2025年8月現在、小売店での実際の販売価格はまだ明確に公表されていません。
ただし、参考になるのが、JA(農協)などが農家に支払う“概算金(がいさんきん)”と呼ばれる価格の目安です。
概算金とは?
概算金とは、農家がお米をJAに出荷したときに、最終的に売れるであろう価格をもとに仮で支払われるお金のことです。
たとえば:
- 農家が玄米60kgをJAに出荷
- JAが「概算金」として 32,500円(例:魚沼産コシヒカリ)を先払い
- 数ヶ月後、実際に市場で 34,000円で売れた
- 差額1,500円が「精算金」として追加で支払われる
つまり、概算金は“販売価格の目安”として使われる金額です。
2024年 → 2025年の概算金の推移
品種 | 2024年 | 2025年 | 上昇額 | 上昇率 |
---|---|---|---|---|
魚沼産コシヒカリ | 約19,500円 | 約32,500円 | +13,000円 | 約+66% |
ゆめぴりか | 約17,500円 | 約30,000円 | +12,500円 | 約+71% |
サキホコレ | 約19,500円 | 約32,300円 | +12,800円 | 約+65% |
※出典:JA全農にいがた・ホクレン・JA秋田などの公式発表より
いずれも前年から1.6〜1.7倍の上昇となっています。
概算金をもとにスーパー価格を予測すると?
概算金からおおよその店頭価格(精米5kg換算)を想定してみましょう。
一般的には、精米歩留まりや流通コストを加味して約1.6倍で計算されます。
品種 | 概算金(60kg) | 精米5kg換算 | 小売想定価格(×1.6) |
---|---|---|---|
魚沼産コシヒカリ | 32,500円 | 約3,009円 | 約4,800〜5,000円台 |
ゆめぴりか | 30,000円 | 約2,777円 | 約4,400〜4,700円台 |
※あくまで目安です。実際の価格は流通・販売方法・品種によって変動します。確定価格ではないため、参考情報としてご理解ください。
産直ECのほうが高い?それでも選ばれる理由
「スーパーよりちょっと高くない?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、価格以上の“選ばれる理由”が産直ECにはあります。
産直ECのメリット
精米したて・収穫したての鮮度
スーパーに並ぶまで時間がかかるお米とは違い、精米したて・直送の新鮮なお米が届きます。
生産者の顔が見える安心感
どんな人がどんな想いで育てたかが伝わる、ストーリーのある買い物体験ができます。
希少品種やこだわりの選択肢
スーパーに出回らない、棚田米・減農薬・天日干し米など、こだわりの品種が手に入ります。
送料込みの自宅直送
重たい米袋を運ばず、自宅まで直接届く手軽さも魅力のひとつです。
※産直アウルでは、一部商品に送料が価格に含まれています。
そのため価格が高く見えることがありますが、実際には「送料込みの安心価格」です。
実際に選ばれています:アウル内での売上も急増中
お米の価格が上がっている中でも、産直アウルでのお米の売上は大きく伸びています。
- 2023年度と比べて売上金額は約6倍
- 購入件数も約2.7倍に増加
これは、「せっかく買うなら安心でおいしいお米を選びたい」という価値重視の消費行動が広がっている証拠です。
少し贅沢だけど、ちゃんとおいしくて信頼できる。
そんな“ちょっと良いお米”がいま、多くの人に選ばれています。
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まとめ
- 産直アウル内の新米価格は、前年比で35〜45%の値上がり
- スーパーの価格はまだ未公表だが、概算金の上昇から見ても高値傾向は続く見込み
- 概算金は、農家に支払われる“仮の販売価格”であり、価格感をつかむ指標
- それでも、安心・新鮮・選べる・つながるという価値を求めて、産直ECで購入する人が増加中
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