錦町の資源を商品に――レッドホースコーポレーション商品開発部の挑戦

世の中には、本当はとても良いものなのに、知られることなく埋もれてしまっている商品や素材が、まだまだたくさんあります。

日本各地には、その土地ならではのお米や果物、野菜、伝統の技が息づいているのに、十分に光が当たっていない場面も少なくありません。
せっかくいいものほど、うまく伝えられないままでは、もったいないものです。

いま暮らしの中で求められているのは「防災食」や「健康志向」「グルテンフリー」といった新しい選択肢。

 けれども、そうしたニーズと地域に眠る魅力は、まだ十分に結びついていません。

本記事では、産直アウル編集部が、産直アウルを運営するレッドホースコーポレーション株式会社の商品開発部(以下、商品開発部)にインタビューを行い、その想いや取り組みを伺いました。


レッドホースコーポレーションの商品開発部とは

レッドホースコーポレーションの商品開発部は、ただ“ものをつくる”部署ではありません。
「どうすればお客様に喜んでいただけるか」を出発点に、市場や生活者の声を徹底的に掘り下げ、商品の設計から売り方まで考え抜いています。

だからこそ、自治体や生産者の想いをすくい上げて、生活者に届く商品へと磨き上げることができる。
事業者がひとりで取り組むと埋もれてしまいがちな魅力も、商品開発部が伴走することで、世の中へ届けられる形へと育っていきます。

「ともにつくり、ともに広げていく」――それが商品開発部の使命です。


熊本県錦町との出会い

今回、熊本県錦町との取り組みも、まさにその姿勢から生まれました。

錦町は、豊かな自然に育まれた資源の宝庫。けれども、その多くはまだ全国に知られていませんでした。
「眠っている地域資源に光を当てたい」
そんな自治体や生産者の想いに共感し、商品開発部が伴走する形でプロジェクトが始まりました。


錦町から生まれた商品たち

災害時にも、日常にも ― アルファ化米

日本は災害の多い国であり、錦町も例外ではありません。

そんな錦町で育まれた、熊本県自慢のブランド米「森のくまさん」を使って、もっと多くの人に役立てたい――そんな想いから生まれたのが「アルファ化米」です。

「森のくまさん」は、粘りと甘みのバランスに優れ、ふっくらとした食感が特徴です。
非常時の備えになるだけでなく、日常の食卓やアウトドアでも使いやすいようにと考えられました。

今回は常備しやすい白米タイプに加え、「わかめごはん」も開発。阪神淡路大震災で課題となった“食物繊維不足”への対策という学びも活かされています。
防災の枠を超えて、日々の暮らしにも寄り添える存在として、これから広がっていくことが期待されています。

熱湯なら約15分、水の場合でも約60分待つだけでふっくらとしたごはんが完成。
日々の備えとして、アウトドア用品として、おひとついかがでしょうか。

白米&わかめごはん 食べ比べセット 白米&わかめごはん 食べ比べセットを見る!

錦町らしさを味わう ― 緑茶×米粉のパン

錦町は実はお茶の産地でもあります。
「眠っている地域資源を活かしたい」――そんな想いから生まれたのが、米粉と緑茶を組み合わせたパンです。

健康志向やグルテンフリーといった新しいライフスタイルのニーズとも重なり、米と緑茶という二つの素材が新しいかたちで結びつきました。
「意外な茶どころ」としての錦町の魅力を感じられる、特別な一品です。

錦町の米粉と緑茶を活かしたパンはもちろん、カヌレやシフォンケーキなども揃えた、6種類の詰め合わせセットをご用意しました。
地域の素材をふんだんに使ったスイーツを、一度に楽しめる贅沢なセットです。

白米&わかめごはん 食べ比べセット 錦町産米粉緑茶パン6種セットを見る!

(おかげさまで米粉緑茶パン6種セットは現在品切れ中です。次回入荷は12月中旬を予定しています。)


今、地域と協働する意味

いまの消費者は「ただ美味しい」だけではなく、その背景やストーリーにも関心を寄せています。

防災食ひとつをとっても、非常時だけの備えから、日常でも使える“フェーズフリー食品”へと進化してきました。
緑茶や米粉を使ったパンやスイーツも、健康志向やグルテンフリーといったライフスタイルの変化に応えるものです。

こうした流れに応えるには、地域に眠る素材と、それを商品化するノウハウを掛け合わせることが欠かせません。
商品開発部はその架け橋となり、地域の良さを商品へ、そして商品を物語ごと消費者に届けていきます。


生産者の想いを、かたちに

錦町の事業者の方々には、それぞれ大切な想いがあります。
「もっと多くの人に知ってほしい」「後世に残していきたい」――その声に応えるため、商品開発部はパッケージやデザイン、売り方まで丁寧に伴走しました。

たとえばまだ産直アウルでの出品の準備ができていませんが、有機生姜パウダーは、従来の容器では一度に出すぎてしまうという課題がありました。

そこで、片手でも使いやすい“ふりかけタイプ”へ刷新し、ラベルも錦町の自然を感じられるデザインへ。

小さな改良に見えるかもしれませんが、毎日の暮らしの中で使う人にとっては大きな価値につながります。

地域の想いを、日常に寄り添う商品へ――。
それがレッドホースコーポレーションの商品開発部の役割であり、これからも大切にしていきたいことです。

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